純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
出過ぎたことを言ったのかもしれないと思って、「すいません」と付け足すと、うんうんと頷いてドレスに触れているデザイナーさん。
「なるほどね。ちょっと今日は無理だけど、やってみようかしら。
片側にもう少し大きめなのをいくつか。その方がシンプルでいいかもしれないわ」
こんなド素人の意見に耳を傾けてくれるこの人は、本当の意味でプロだと思う。
「それ、できたらうちに下さいね。もちろん専属で。他にはやらないでください」
「いつも厳しいこと言うわね。参ったわ」
後ろからそんな声をかけてきたのは桐生さんだった。
二人のやり取りは、まさにプロ同志といったところ。
私なんて足元にも及ばない。
少し凹みはしたけれど、こんな風になりたいと思うのもまた事実。