純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「ふざけんな。お前まで俺をバカにしやがって!」


突然豹変した木本に驚きながら、握られていた手を振りほどいた。

逃げなくちゃ。


「キャっ」


慌ててドアに飛びついたのに、すごい勢いで引っ張られて、部屋の奥へと引きずり込まれる。


「ふざけんな」


興奮気味の木本が、私にジリジリ攻め寄ってくる。
当たり前のように私に詰め寄る木本に、プチンと怒りの糸が切れた音がした。


「それはこっちのセリフ。ちょっとニッコリ笑ったからって、好きだとかって勘違いしてんじゃねぇ」

「何?」


この勘違い男に、ひどく腹が立つ。
どうしてこんな男のために、震えて暮らさなきゃいけないんだ。そんなのごめんだ。絶対にイヤ!



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