純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
ただ、彼が突然いなくなってしまったことに、ひどくショックを受けている自分がいる。
支配人の言葉が、何度も何度も頭の中でリフレインして。
思わぬ事態に、これが夢なのか現実なのか分からないような状態だ。
「安永さん。これ、どうしましょう」
「えっと、それはね……」
忙しさが、私のその不安な気持ちを紛らわせてくれた。
桐生さん、こんなに忙しくしてたんだ。
彼が独りで抱えていたかなりの量の仕事をできるだけ皆に割り振って、それでもやっぱり自分でしなくちゃと思う仕事もあって。
担当外のお客様のフォローまで、どうやってやっていたのか分からないほど仕事が山積みだった。