純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「梓」

「は、はい」


俺が真剣だったからか、彼女も少し緊張しているようだ。


「結婚、するぞ」


彼女にプロポーズするのはここでと決めていた。
そして、彼女が同じ職場で仕事を始める前に、きちんと自分のものにしておきたかった。


そう口にしたけれど「はい」という返事が、ない。

まさか、嫌だとか言わないだろうな。
ドレスを着たいって言ったじゃないか!


彼女との恋人歴はまだ2週間。
だけど、ずっと一番近くで彼女を見てきた。

生涯を共にするのは、彼女しかあり得ない。


一度は手放す決断をしたというのに、手に入ったら二度と逃したくないんだ。


おい、何か言え!



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