純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
裏では……私たちの仕事もそうあるべきなのかもしれない。
所詮、裏方。
けれど、その部分がしっかりしていなければ、式の成功などあり得ない。
そして、時間外にこうやって奔走する桐生さんも、自分にできることはすべてやっておきたいという気持ちがあるのかもしれない。
車のせいでビールが飲めない桐生さんを尻目に、一人でビールがすすむ。
「おい、純悪女。お前、ちょっとは遠慮ってのがないのかよ」
「えっ、遠慮してほしいですか?」
「たく……好きに飲め」
「はーい」
終始こんな会話だけれど……たくさんムカつくこともあるけれど……この人と話すのは嫌いじゃない。
散々悪態を吐かれるけれど、私が落ち込むたびに、話しやすい環境を作ってくれている気もする。
だから、ついつい洗いざらいしゃべってしまう。