純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「嫁に行けなかったら、そのときは……」
そんな言葉が聞こえた気がしたけれど、空耳だったのかもしれない。
「お疲れ様です。桐生さん、あのー」
次の日、遅番だった私が出社すると、同じく遅番のはずの桐生さんはもう出社していた。
「何だ?」
「昨日、ご迷惑をおかけしませんでしたか?」
朝気がつくと、きちんとベッドの上で眠っていた。
メイクもそのまま、洋服もジャケットを脱いだだけで、クチャクチャになっていたけれど……。
あぁ、最悪だ。
記憶がないほど酔っ払うなんて、初めてかもしれない。
それに、桐生さんに酷い姿を見せてしまったし。
「お前の迷惑なんて、毎日だろ」
「あーっ、ちょっと小さ目の声でお願いします」
二日酔いなのか、頭がズキズキ痛む。
「たく……」