純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「ベッド、行くぞ?」

「うーん。もうここでいい」

「アホ。風邪をひくから」


そう言われた瞬間、体が宙を舞う。
フワフワ揺れる振動で、抱き上げられていることを知った。


「うぅぅ……」

「大丈夫か、お前」


ゆっくりベッドに落とされて、布団をかけられる。


「苦しい……」

「はい、はい」


私のそんな言葉で、シャツのボタンに手を伸ばして、もう一つ開けてくれる。


「もう、寝ろ」

「ヤダ」

「ヤダって……」

「寝たら、帰っちゃうでしょ?」


何言ってるんだろう、私。
だけど、誰かに傍にいて欲しい。


「お前、意外と可愛いな」


クスクス笑った彼は、ベッドの下にどさっと座った。




< 91 / 311 >

この作品をシェア

pagetop