Sexual Secret
「あれ、悠梨ちゃんその服どうしたの?」




上城さんがそう言ったから、みんなが私を見る。



スーツ以外で出社したことがなかった私が、私服でそこに立っている。





そして、少し泣きそうな私。



目線の先には、編集部長と話している先生。




きっと周りからしたら異様な光景だろう。



周りの視線が堪えれなくて下を向く。




いつの間にか先生は編集部長との話を終えたようだった。



足音が近づいてきて、ふと顔を上げると無表情の先生と目が合った。






「二度と顔見せんな」



すれ違い様にそう言った先生の声は、今までにないくらい低い声だった。
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