【完】校内1のイケメンに恋をした!!


「話があるんだけど」


と、短く言って教室に踏み込んできたのは、昼間のケバい女子集団…。

大雅さんが「先輩」と言っていたから、3年生らしい。


その人たちが、私と優ちゃんを囲む。






「お昼、体育館裏に行ったでしょ?
あそこは四聖獣の場所なのにさぁ、なんであんたたちが行くの?」


…気を付けていたけれど、体育館裏に行く姿を見られていたらしい。


「あそこはねぇ、四聖獣だけが入っていい聖域なの!!
あんたらが四聖獣の友達だとしても、絶対入っちゃダメなんだよ!!」


………。

この人たちは、「四聖獣」のことを本物の神様みたいに思ってるみたい。

ただ単に「四聖獣」を想ってるんじゃなくて、それ以上の、ちょっと危ない空気を纏ってる…。




「次に何かあったら、あんたたちのこと絶対許さないから。
あんたたちが四聖獣の友達だとしても、破っちゃいけないモノってのがあるんだからね?」




にっこりと笑う、リーダーらしき人。

私と優ちゃんの肩をポンッと叩いた後、他の人を引き連れて教室を出ていった。




「…四聖獣のファンの中には危ない人も居るって聞いてたけど…アレはちょっと、頭おかしすぎるよね…」

「う、ん…なんか、怖いね…」


…「四聖獣」が集まる体育館裏は、聖域…。

あの人たちにとったら、あそこは神聖な場所なんだ…。




「…なんか、面倒臭いのに目ぇ付けられちゃったね」

「…うん…」




“次に何かあったら、あんたたちのこと絶対許さないから。”


……冗談なんかじゃなくて、本気の目だった。


“何か”があったら、本当にただじゃ済まないことになりそうな、そんな気がして背中がゾクリとなった。

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