【完】校内1のイケメンに恋をした!!
――…龍輝さんも、私と同じような経験を…?
「…前に付き合ってた女、2つ上でさ。
同じ学校だったからしょっちゅう一緒に居て、勉強教えてもらったり一緒に授業サボったり放課後二人で遊びに行ったり。
とにかくもう何するにも一緒な感じで、何をやっても楽しくて。
“コイツが居ればいい”ってくらいに好きだった。つーか愛してたと思う」
…愛してた。
その言葉が重く心臓に突き刺さる。
「愛してたから大切だしずっと大事にしていこう。って俺は思ってた。
でもなんつーか、向こうは俺が手ぇ出して来ないのが理解出来ないっつーか、体の関係があってこそ愛し合ってんじゃねーのか?みたいな雰囲気で。
それで少しずつすれ違っていったんだろうなぁ。
クリスマスの一月前くらいにフラれて、その後アイツはあっさり他の男を作った。
俺の想いは置いてきぼり。それで荒れまくるわけ」
…それが、あの時の龍輝さん…。
愛してた彼女さんとすれ違って、別れて、自暴自棄になって、いっぱいいっぱい苦しんでた時だったんだ。
「…俺とアイツは考え方が根本的に違ったから、だから仕方ないことだったんだ。って今は思えるよ。
良い女だったけど、それ以上のものは無かった。ただそれだけ」
…龍輝さんは小さく笑い、また遠くを見る。
それから思い出したかのように私を見て、今度は苦笑気味に笑った。