【完】校内1のイケメンに恋をした!!
「ヤバいなぁ、“経験豊富な男”を演じてたのに、なんで俺、こんなこと喋ってんだろうな?」
「え? あ…」
カーッと顔が熱くなる。
言葉の感じからして、龍輝さんは多分未経験…。
そして私も、処女だってことを普通に話してしまった。
「…まぁ、俺もお前のこと知ったわけだし?
お互い様ってことで、まぁいいか」
「そ、そうですよねっ…あははっ…」
…って、あんまり笑えない事態のような気もするけど…。
「………」
「………」
「そろそろ帰るか」
「あっ…はい」
…いつもと変わらない顔で立ち上がって歩き出す龍輝さん。
だから私は、龍輝さんの4歩後ろをついていく。
だけど、すぐ。
「真由」
立ち止まった龍輝さんが私の肩に手を回して引き寄せた。
そのまま、龍輝さんの制服が顔にあたる。
…私の体と龍輝さんの体が、ぴったりとくっついてる。
「あんまり、離れんな」
頭の上から聞こえる優しい声。
「ここに居ろよ。ずっと、ここに」
「…っ……」
…心臓が、壊れてしまいそうなくらい速く動いてる。
…私、もうダメだ…。
「龍輝さん…」
…龍輝さんのことが好きすぎて、苦しくて、辛い…。
だから…、
「……好きです、龍輝さん」
…だからそれを伝えずには、居られなかった。