【完】校内1のイケメンに恋をした!!
「なんか、すっげー楽しい。
馬鹿みたいなこと言い合ってるだけなのに、なんでだろうな」
ははっ、と小さく笑いながら髪の毛をかき上げた龍輝さんは、私を見て凄く優しい顔をした。
「もっといっぱい、色々話そう。
お前のこともっと知りたいし、俺のことを知ってもらいたい。
なんも言わないまますれ違っていくなんて、そんなの、嫌だから」
龍輝さんの手が私の髪に触れる。
「だから俺のそばに居ろよ。
お前は、要らない人間なんかじゃないんだから」
龍輝さんとの距離が縮まる。
そして…、龍輝さんの唇が、私の唇に…――、
♪〜♪〜♪〜
――…触れる前に、携帯が音を奏でるのが遠くの方で聞こえた。
「……わりぃ、電話…。
多分、大雅からだと思う」
「……はい…」
「ちょっと待ってて」
…目の前に居る龍輝さんはそのままゆっくりと私から離れ、携帯があるだろう部屋へと行った。
「………」
……心臓、止まるかと思った…。
携帯の音がしなかったら、私たち確実に、き、キスしてたよね…。
「…っ……」
ヤバい…今更、顔が熱くなってきた…。
「真由、ごめん」
「え、はい…!?」
「今から大雅たち来るかも。
つーか、もう下に居るって」
えぇ…!?
大雅さんたち、下に居るの…!?