【完】校内1のイケメンに恋をした!!


「なんか、すっげー楽しい。
馬鹿みたいなこと言い合ってるだけなのに、なんでだろうな」


ははっ、と小さく笑いながら髪の毛をかき上げた龍輝さんは、私を見て凄く優しい顔をした。




「もっといっぱい、色々話そう。
お前のこともっと知りたいし、俺のことを知ってもらいたい。
なんも言わないまますれ違っていくなんて、そんなの、嫌だから」




龍輝さんの手が私の髪に触れる。


「だから俺のそばに居ろよ。
お前は、要らない人間なんかじゃないんだから」




龍輝さんとの距離が縮まる。

そして…、龍輝さんの唇が、私の唇に…――、




♪〜♪〜♪〜




――…触れる前に、携帯が音を奏でるのが遠くの方で聞こえた。




「……わりぃ、電話…。
多分、大雅からだと思う」

「……はい…」

「ちょっと待ってて」


…目の前に居る龍輝さんはそのままゆっくりと私から離れ、携帯があるだろう部屋へと行った。


「………」


……心臓、止まるかと思った…。


携帯の音がしなかったら、私たち確実に、き、キスしてたよね…。


「…っ……」


ヤバい…今更、顔が熱くなってきた…。




「真由、ごめん」

「え、はい…!?」


「今から大雅たち来るかも。
つーか、もう下に居るって」


えぇ…!?

大雅さんたち、下に居るの…!?

< 135 / 211 >

この作品をシェア

pagetop