最期の手紙
夫の死の直前を
知る人がいた。


家を出る時
私は置き手紙に
アルコール依存症者の
自助グループへ
行ってみたらどうかと
書き残していた。


同じ病気を患う人同士で
心の癒しを助け合う


そういう提案を
していたのだった。


夫は元々
素直な人だった。


その提案を受け入れ
真面目に通っていたらしい。
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