待ち合わせのバス停で。
『なぁ、なぁ、梨花』
『なに?』
『この問題教えて?』
『どうしたの?冬が真剣に勉強してるなんて珍しい…』
『失礼な奴だな…まぁ…問題解いてよ』
『しょうがないな、どれどれ……え』
『答え…教えてくれねーか?』
ー梨花が好き。俺と付き合ってー
ノートに書いた俺の気持ち。
『答えだよ…』
ー梨花が好き。俺と付き合ってくれー
答え. あたしも好きです。
『…俺、このノート一生大切にするな!』
『そんなこと言われたら、なんだか恥ずかしい…』
『梨花も一生大切にするからな!』
『ツ!当たり前でしょ!』
顔を赤くして恥ずかしそうに笑う梨花。
俺と梨花の始まり…_______。