移り気な男とワケあり少女の×××!

それを話すと、フリードは鼻で軽く笑った。

「わたしには優秀な護衛が付いているじゃないか。」

キイラは確かに、とは返事したものの、危険分子をむやみに増やしたくはない。
それに、フリードが拾ってきた「アレ」は護衛として成り立つのだろうか。
腕は確かだが、「アレ」も胡散臭いことに変わりはない。
少し前まで軍の暗殺部隊にいたという彼は、誤解により軍に命を狙われる立場になってしまった。
たまたま、それを知ったフリードが救いの手を差しのべたのである。
フリードは女たらしではあるが、心優しい男なのだ。

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