移り気な男とワケあり少女の×××!
「わたしの身は全て彼に任せる。だから心配ない。」
これで騙されて死んだとしてもフリードはきっと笑うのだろう。
参ったな、と。
そして誰も恨まないのだろう。
それ故に女性からはもちろん、男性からも好かれるのだ。
将来は理想の領主となって、また国でも重用されて、領民や国民の幸せを創っていくのだろう。
よい主をもった、とキイラは思う。
だからこそ、女癖の悪さだけは直さねばならない。
新たな決意を胸に刻み付け、キイラは握りこぶしを握りしめた。