アイ・ラブ・おデブ【完結】
それからと端に座る熊野と小夜、カウンターの向こうのリームの3人で楽しく会話した

間に座る二人は、まるでテレパシーで会話をしているかのように沈黙している

ニコニコと爽やかな笑顔の遥に鋭い睨みを利かせている稲本…

もしかしたら稲本が怒り始めるのではと、小夜はハラハラしてきた

…稲本さんは…ハルのこと気に入らなかった?
でも…何か話せばハルの良さが伝わるかな?

「い…稲本さん…あたし…
来週から郊外の事務所に行くことになったんです
朝、稲本さんに会社で会えなくなってしまうから…
とっても寂しいです」
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