アイ・ラブ・おデブ【完結】
「ピッ…
もしもし…
……えっ?今?
……うん…分かった
……それじゃ」

相変わらず、用件しか言わないような短い電話だ

…うーん…どうしようかな……
…菊地さん一人で帰すのはちょっと不安だなあ…
…倒れたばっかりだし…

ブツブツ言いながら考え事をしていると

ピンポーン…

…あっ誰か…来た

ドアを開けると両手に紙袋を重たそうにぶら下げた柏木が、不機嫌そうに立っていた

「ほらこれ…
おまえこんなにたくさん何をアイツに頼んだんだよ…
まったく…」

小夜に押し付けるように差し出した
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