アイ・ラブ・おデブ【完結】
小夜が入ってきた気配に二人は入り口の方を振り返り、由美子が駆け寄ってきた
「小夜!待ってたのよ!
あら?随分とげっそりしちゃって…
もう大食いはしてないの?
残念だわ…この近くの食べ放題チェックしてあるのに…」
「由美子さん…デカ盛りは無理だけど…食べ放題なら今でもいけるよ!
はい!これ…リクエストの美味しいもの!
焼き菓子とプリン…知り合いのパティシエに作ってもらったの
皆さんで食べて!」
マサが作ってくれたスイーツの紙袋を手渡した
由美子は匂いを嗅ぎながら、隣に立つ男性に渡した
「こちら美術館のオーナーの息子さん…
この物好きな人が、私の駄作を展示しようなんて言い出したのよ!
わざわざシカゴまで来て…
変わってるでしょ?」
遠慮のない言い方に、由美子と男性の親しげな様子が伝わってきた
品のよいスーツに身を包んだスリムな男性は、恐らく30代真ん中くらい…鋭い視線をその銀縁の眼鏡の奥に隠し、優しそうな笑顔で小夜を見た
「小夜!待ってたのよ!
あら?随分とげっそりしちゃって…
もう大食いはしてないの?
残念だわ…この近くの食べ放題チェックしてあるのに…」
「由美子さん…デカ盛りは無理だけど…食べ放題なら今でもいけるよ!
はい!これ…リクエストの美味しいもの!
焼き菓子とプリン…知り合いのパティシエに作ってもらったの
皆さんで食べて!」
マサが作ってくれたスイーツの紙袋を手渡した
由美子は匂いを嗅ぎながら、隣に立つ男性に渡した
「こちら美術館のオーナーの息子さん…
この物好きな人が、私の駄作を展示しようなんて言い出したのよ!
わざわざシカゴまで来て…
変わってるでしょ?」
遠慮のない言い方に、由美子と男性の親しげな様子が伝わってきた
品のよいスーツに身を包んだスリムな男性は、恐らく30代真ん中くらい…鋭い視線をその銀縁の眼鏡の奥に隠し、優しそうな笑顔で小夜を見た