アイ・ラブ・おデブ【完結】
「ミーシャ!チーズも出して頂戴」
そんな声にハッとして、赤紫色の液体が揺れるグラスとチーズをトレイに乗せて二人の元に歩みを進めた
「さあ!乾杯しましょ!
二人の輝く未来に!」
そう声高にグラスを合わせた
キッチンに下がり、環が陽気に話す声を静かに聞いていた
30分もしないうちに、グラスを空にした遥は自室へと戻っていった
ウフフフ~とご機嫌な様子の環は一人時計を眺め、軽やかにリビングから姿を消した
キッチンの片付けが終わる頃、絹のナイトガウンに薔薇の匂いを纏った環が現れた
「どうぞ」
と毎晩、口にする甘いミルクティを差し出した
何も言わずに、高揚した表情のまま飲み干して満足そうに立ち上がる
「もう今夜は結構よ
明日の朝はゆっくりさせて頂戴」
そう告げて、普段は踏み入れぬ部屋へと消えていった
緊張した面持ちで立っていたミーシャはふぅ~と小さな溜め息をつき、与えられた小さな部屋に入った
…こんなことをして…
きっと神は許してくださらないかもしれない
地獄の門戸を開いて待っているに違いない…
自分の犯した罪を神に告白した
そんな声にハッとして、赤紫色の液体が揺れるグラスとチーズをトレイに乗せて二人の元に歩みを進めた
「さあ!乾杯しましょ!
二人の輝く未来に!」
そう声高にグラスを合わせた
キッチンに下がり、環が陽気に話す声を静かに聞いていた
30分もしないうちに、グラスを空にした遥は自室へと戻っていった
ウフフフ~とご機嫌な様子の環は一人時計を眺め、軽やかにリビングから姿を消した
キッチンの片付けが終わる頃、絹のナイトガウンに薔薇の匂いを纏った環が現れた
「どうぞ」
と毎晩、口にする甘いミルクティを差し出した
何も言わずに、高揚した表情のまま飲み干して満足そうに立ち上がる
「もう今夜は結構よ
明日の朝はゆっくりさせて頂戴」
そう告げて、普段は踏み入れぬ部屋へと消えていった
緊張した面持ちで立っていたミーシャはふぅ~と小さな溜め息をつき、与えられた小さな部屋に入った
…こんなことをして…
きっと神は許してくださらないかもしれない
地獄の門戸を開いて待っているに違いない…
自分の犯した罪を神に告白した