アイ・ラブ・おデブ【完結】
…遥さんが……ハル
あたしを見ていてくれた…
20年も前に出会ってたなんて…
大人になった遥さんともう一度出会って好きになってもらえた
それって…すごい…ことだよね
…でも…

「遥さん…ずっと気づかなくって…
大切な思い出を忘れていて…ごめんなさい」

「さあや…いいんだ…
ちゃんと思い出したじゃないか!
ハルって呼んでくれた…
さあやは今でも夕焼けの色が好きだった…
あの日、普段なら行かない飲み会に参加して良かった…
…さあやに再会出来た」

…そうだ…
川口さんに連れられて参加した飲み会…
あたしもいつもならあんな場所にはいない…
大好きな色…ここで見た夕焼けの色だ
あの時…ハルに話した…好きな色
遥さんは覚えてくれていた
…嬉しい…とっても…
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