2番目でいいから【完結】

友人との諍い

なのに、なんで昨日は、メールして来たんだろう?
どうしても、伝えたいことがあったと言うことだろか?

不安なこと?
ううん。だったら、冬哉先輩は、あんな顔をするはずがない。

それなら、嬉しいこと?
きっと、そうだ。
嬉しい事を伝えたんだ。

でも、メールだったから理由はわからないけど。

幸が「あのさ、美和。冬哉先輩が大切にしてる場所とか好きな場所に、連れてって貰った?」と聞いた。

「え?そうだな~。」
「いつものホテルは、葛城系列のホテルだから、冬哉先輩も好きな場所じゃないのかな?」と言うと「ないのかな?って自信がないの?」と幸が言う。

幸が言う意味では、そういう場所には連れて行って貰った事はなかった。
だから、そう言うと「美和。冬哉先輩の心は、まだまだ美和にはないよ」と言った。
「なんでそう思うの?」と聞くと「美和に心があれば、自分が大事に思ってる場所や好きな場所に連れて行きたい。」
「また、大事な人たちを合わせたいと思うものでしょ?」と言う。

「でも、まだ美和はどれもされてないじゃない。」と幸は言った。
それでも、私は認められなくて、「智恵子先輩だって同じかもしれないじゃない。」と言うと「同じかもしれないけど。冬哉先輩は、美和は1番にできないと言ったんでしょ?」と言う。

「だったら、智恵子先輩は、美和とは違う可能性の方が高いんだよ。」
「ねえ、美和。冬哉先輩を好きなのはいいよ。」
「でもね、自分が智恵子先輩よりも勝ってるって思いこまないで。」
「人を落としこめることで、有利になっても良い恋愛はできないのよ。」と言った。
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