大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「え?」

顔を上げた由香里の視線の先にはドアに寄りかかる西園寺の姿があった。


気がつけば2人を残して鈴木は部屋を出て行ってしまっていた。

デスクに座ったままの由香里の目の前には無表情の西園寺が立っている。

由香里は真実を知るのが怖くて彼の眼を見る事が出来ない。

「誰が別れたいって?」

「あの……。」

あわてて由香里が口を開こうとするが、彼が無言で制す。

「自分が好かれているのか分からないだと?」

「……。」

西園寺の声がさらに低くなった。

「俺がお前と付き合う為にどれだけ苦労したと思っているんだ。」

西園寺は近くにあった椅子を持ってくると彼女の前に腰を下ろした。

「いいか、俺は馬鹿が嫌いだ。」
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