トーク!
教えてもらったカフェは新杉さんが言うとおりホントに近く、大学の正門を出て5分もかからない場所だった。


正門前の大きな通りから一つ角を曲がった場所で、おしゃれな、いかにも大学生が居そうな、そんな店。


レトロなドアの前に立つと、まさかの自動ドアで、急に前が開けてちょっとビビる。
深いダークブラウンで統一された店内は落ち着いていて、奥に見えた新杉さんとその友達だろう人達が、すごく遠い国の人のように思えた。


「あ、新杉の彼女?こっちこっち!」


新杉さんが座る席には、新杉さんも含め男の人4人、女の人2人がぎゅうぎゅう詰めでひとつのテーブルを囲んでて、人懐っこそうな新杉さんの友達らしき人があたしを手招きする。
だからあたしは恐る恐る近づいて、


「あ、こ、こんにちはっ」

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