花とキミ*秋・冬
「薗田 尋翔!!」
誰かの声が聞こえると同時に、
やっと人混みを抜けると思われた
私の手が掴まれた。
「見ーっけた♪」
私の手を掴んだのは、
若葉高校サッカー部のエース。
「尋翔さん‥」
「どもども、花菜ちゃん。」
私たちが会話を始めると、
周りに居た女の子たちは
「何だ‥やっぱり、彼女待ちじゃん。」
などと呟いて帰って言った。
残されたのは、私とナツちゃんと
璃菜とハルちゃんに‥尋翔さん。
「いやー花菜ちゃん、
さっきはごめんね。
携帯の充電切れちゃってさー」
携帯をプラプラさせながら
言う尋翔さん。