花とキミ*秋・冬
「まーまー。
そう怒るなって。」
「本当にお前は‥
監督が来なかったから良かったけど。
で‥‥どこ行ってたんだ?」
「ちょっと、百合ヶ丘学園まで
走ってきた。」
「百合ヶ丘学園まで‥
まぁ、そんなに距離ないか。
でも何の用だよ。」
走ったって事には驚かないんだ‥
距離、あると思うんだけどなぁ‥
「この子迎えに。」
「‥へ?」
尋翔さんの隣に居た私は、
肩を掴まれて前に出た。
「この子‥って‥」
しゃがんで、顔を覗かれた。
何だろう‥と首を傾げた。
「めちゃくちゃ可愛いじゃんか!!」
と尋翔さんの肩を掴んだから、
私は挟まれるみたいになった。