花とキミ*秋・冬
「花菜ちゃん‥場所、移動しよっか?」
尋翔さんに導かれるままに、
人気の少ない場所に移動した。
「‥思い切り、泣いていいよ。」
真っ白なタオルを渡されて、
優しい香りに包まれた。
泣いてる私を、尋翔さんは
ずっと抱きしめてくれていた。
‥―――――――――
‥――――――
「‥俺‥花菜ちゃん‥‥から。」
「おーってどうした?!」
「ちょっ‥静かにしろよ。」
「あぁ‥ごめん、ごめん。
てか‥手伝わなくて、大丈夫か?」
「大丈夫‥花菜ちゃん軽いし。」
「じゃあ‥気をつけてな。」
「あぁ‥後は頼むな。」
そんな声が、薄れる意識の中で聞こえた。