花とキミ*秋・冬
「空哉は、大丈夫よー
ねー空哉?」
少し離れたところにいた空哉を
空美さんが呼んだ。
「何が?」
「花菜ちゃんが同じ部屋でも、
大丈夫でしょ?」
「同じ部屋?別に‥大丈夫だけど‥」
空哉くんが私をチラリと見た。
ん‥?なんだろう‥
「ほら、いいって。」
「じゃー「ま、待て。菜々美」」
ママの声を遮ったパパ。
ママを引っ張って少し離れた所で話し始めた。
「---‥どうするんだ‥」
「大丈夫よー
すぐ食べたりなんてしないって。」
ママは1人でスタスタと戻って来て、
空哉くんに聞いた。
「空哉くん、まだ食べちゃダメよ?」
私には分かんなかったけど、
空哉くんには分かったらしくて‥
「はい、分かってます。」
って返事してた。
「じゃあ、決定ね!」
空美さんが楽しそうに言った。
「菜々美!?」
「心配しすぎよ。はい、部屋行くよー。
花菜のことよろしくね、空哉くん。
花菜もまだ食べられちゃダメよ?」
意味は分からなかったけど、
一応、頷いておいた。