花とキミ*秋・冬
「え‥でも‥」
「雷哉の分はあるのに、俺の分は無いの?」
そんな悲しそうに言われても‥
首傾げてるし‥
「だって空哉くん、いっぱいもらってたもん。
可愛い人からも、美人の先輩からも‥
私のより美味しいと思うよ?
だから、私のいらないかなぁって思って。」
「そんなのいらないし。
俺、まだ一番もらいたい人から
もらえてないんだけど‥」
「え、そうなの‥??」
一番もらいたい人って誰のことだろ‥
「花菜、鈍感すぎ‥」
空哉くんは何か呟くと、
私の腕を引っ張って、空哉くんの腕の中に
閉じ込めた。
その状態のまま、私に囁いた。
「‥俺、花菜からの一番楽しみにしてて、
花菜のしか欲しくないんだけど。」
心臓がドキンと高鳴る。
空哉くん、ズルイ‥
「それでも、花菜はくれないの?」
空哉くんは、私を離して
目を見て言った。
「美味しくないかもしれないけど‥」
私、今顔真っ赤だ‥。
バックから最後の1つを出して、
空哉くんに渡した。