花とキミ*秋・冬



多分、思いっ切り顔を歪めていた。

「‥このメイド服、花菜ちゃんに
渡して来ようかなー?」

「‥分ぁったよ。
笑顔でやりゃいいんだろ。」

「うん‥よろしく♪」

――――――――――――――

「空哉、頑張ってるね〜」

調理場の方に向かって
歩いている途中。

「俺、花菜ちゃん以外に空哉が
笑顔向けるの初めて見たかも〜♪」

声の主を確認して、無視することに
決めた。

「ま、思いっ切りひきつってるけどね♪」

スタスタと後ろをついてくるこいつ。

「雷哉‥お前の当番、午後だろ?」



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