花とキミ*秋・冬
*空哉side
午後の前半も終わって、
制服に着替えた俺は近くに
あった椅子に座った。
「顔痛ぇ‥」
マジで明日は筋肉痛だな。
「空哉、お疲れ様〜♪」
目の上に乗せた腕を少し動かして
一応、相手を確認した。
「雷哉‥サボってていいのか。」
「花菜ちゃんが中に入ってきたから
ちょっと休憩中〜」
「へぇ‥」
「空哉も、どっか行ってきたら?」
「疲れたから、動く気しねぇし‥」
「偶然聞いたんだけどさ、
花菜ちゃん‥3年生の喫茶店で
ケーキ食べれなかったらしいよ?」
買ってきてあげたら、喜ぶんじゃない?
そんな意味が込められている気がした。
立ち上がると、
「花菜ちゃん‥愛されてるねぇ。」
って雷哉の冷やかし。
「うっせ‥でも、サンキューな。」
それだけ言って、教室を出た。