碧い猫。
≪未紗side≫


「いってらっしゃい、未紗ちゃん。流汰くん。」


おばあちゃんが見送る中、私達双子は高校の入学式に向かった…

はずだった。


「未紗ぁ!流汰ぁ!」


おじいちゃんの声。


「高校でも誰にも負けるなよぃ☆」

茶目っ気たっぷりの笑顔とは裏腹な言葉。


まぁ、おじいちゃんは初代白帝総長だしね。



「「はーい」」



いやいや流汰に引っ張られながらも

入学式に向かった。
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