気ままに生きる
 レコーディングの時のことは「Future Child」って曲とブラインド・フェイスの曲しか覚えていない。

 そのブラインド・フェイス(イギリスのバンド、1969年にエリック・クラプトン(g)、スティーブ・ウィンウッド(vo、key、g)、ジンジャー・ベイカー(ds)、リック・グレッチ(b)の4人の大物ミュージシャンで結成されたスーパー・グループ)の「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」はアルバムのラストに入っている。JLC、PINK CLOUDを通してスタジオアルバムで唯一オリジナルじゃない曲だね。

 なんでこの曲が入ったのかはわからないけど、俺はJLCがPINK CLOUDに変わって終わったのと似ているんじゃないかなと思っている。俺の中ではブラインド・フェイスはクリームにスティーブ・ウィンウッドのキーボードが入った、つまりクリームの終わりとしてのバンドって気がしているからね。

 PINK CLOUDが解散するのはもったいないと思ったけど、今考えると、ちょうどいいピリオドだったと思うし、思うしかないからね。Charがバンマスだし、決めたことだしね。

 アルバムが発売される前に江戸屋が出しているPR紙の「EDOX EXPRESS」っていうのが“ピンククラウド解散か!?”なんて書いていたんだってね。そういうのを出していたのは知っていたけど、目をきちっと通したことはないんだ。誰が書いていたかは知らないけれど、一回少し読んだことがある。ちょっとムカついた。俺自身のことでね。それに関しては文句言ってやりたいけどやめた(大笑)。江戸屋もその時はいろんなスタッフがいたからね!

「the period」は、今までのアルバムの中で一番聴いてないアルバムかな。現に、今は手元にないし……。
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