COLORS~Clear~
どんなに平静を装っていても。
表面だけ取り繕っていても。
ごまかせない…。
―お茶は、心で点てる
まさに、その通りなんだと思った。
霧島クンは、時期、家元。
その腕前は伊達じゃない。
ここでは、歳なんて関係なく。
霧島クンと私は、先生と生徒で。
同時に。
男と、女……。
そんな霧島クンを見て。
ふと、郁サンが頭を過った。
もしかしたら、17歳の頃。
彼も、霧島クンのようだったのかもしれない、と…。
表面だけ取り繕っていても。
ごまかせない…。
―お茶は、心で点てる
まさに、その通りなんだと思った。
霧島クンは、時期、家元。
その腕前は伊達じゃない。
ここでは、歳なんて関係なく。
霧島クンと私は、先生と生徒で。
同時に。
男と、女……。
そんな霧島クンを見て。
ふと、郁サンが頭を過った。
もしかしたら、17歳の頃。
彼も、霧島クンのようだったのかもしれない、と…。