甘い誓いのくちづけを
「子どもが節分の時に作った物を、プレゼントしてくれたんです」


「なるほど」


「すごく強力なパワーを持ってるから、あたしを悪者から守ってくれるんですって」


小学生の男の子が作ったお面は、鬼なのに何だか可愛らしい。


それをどうしてもあたしにプレゼントしたいと言うその子を見兼ねて、先生が紙袋に入れてくれたのだ。


「生き生きしてるね」


「え?」


「瑠花ちゃんの顔を見ていれば、子ども好きなんだって事がよくわかるよ」


青空園での事を話しているうちにすっかり緊張が解れ、いつの間にか自然と笑えるようになっていたみたい。


理人さんの言葉に一瞬だけキョトンとした後、ようやく心が落ち着きを取り戻した事に気付いた――…。


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