甘い誓いのくちづけを
昨日の楽しかった時間を思い出して笑みを零していると、何を思ったのか理人さんが片手でネクタイを緩め始めた。
突然の事にキョトンとしながらも、片手だけで器用にネクタイを外す動作に見入ってしまう。
そんなあたしに、理人さんはどこか悪戯な笑みを浮かべた。
「ねぇ、瑠花ちゃん」
「はい」
「もう一つ、プレゼントをくれる?」
「え?」
小首を傾げたあたしにおもむろに差し出されたのは、たった今プレゼントしたばかりのネクタイ。
「着けて?」
続けて零されたお願いに、これでもかと言うくらいに目を大きく見開いてしまった。
「……っ、あっ、あたしがですか!?」
大声で訊き返したあたしに、理人さんがフワリと微笑んだ。
突然の事にキョトンとしながらも、片手だけで器用にネクタイを外す動作に見入ってしまう。
そんなあたしに、理人さんはどこか悪戯な笑みを浮かべた。
「ねぇ、瑠花ちゃん」
「はい」
「もう一つ、プレゼントをくれる?」
「え?」
小首を傾げたあたしにおもむろに差し出されたのは、たった今プレゼントしたばかりのネクタイ。
「着けて?」
続けて零されたお願いに、これでもかと言うくらいに目を大きく見開いてしまった。
「……っ、あっ、あたしがですか!?」
大声で訊き返したあたしに、理人さんがフワリと微笑んだ。