甘い誓いのくちづけを
「瑠花を初めて見た時からずっと、君が幸せになる事を願っていたんだ」
そっと体を離した理人さんの手が、あたしの頬を優しく撫でた。
「瑠花が第一日曜日に青空園に行くようになった事を理事長に聞いてからは、瑠花の事を一目でも見たくて仕事中でもわざわざ青空園の前を通った事もあった」
「え……?」
「我ながら、ストーカーみたいだって思うよ」
自嘲気味に笑った理人さんが、あたしの瞳を真っ直ぐ見つめる。
「それでも瑠花の笑顔が見たくて、いつだってその笑顔が消えない事を祈ってた。理事長から瑠花に恋人がいるらしいって聞いた時は、“その誰か”が瑠花を幸せにしてくれる事を願おうとした。だけど……」
それから、彼は一度瞳を伏せた。
そっと体を離した理人さんの手が、あたしの頬を優しく撫でた。
「瑠花が第一日曜日に青空園に行くようになった事を理事長に聞いてからは、瑠花の事を一目でも見たくて仕事中でもわざわざ青空園の前を通った事もあった」
「え……?」
「我ながら、ストーカーみたいだって思うよ」
自嘲気味に笑った理人さんが、あたしの瞳を真っ直ぐ見つめる。
「それでも瑠花の笑顔が見たくて、いつだってその笑顔が消えない事を祈ってた。理事長から瑠花に恋人がいるらしいって聞いた時は、“その誰か”が瑠花を幸せにしてくれる事を願おうとした。だけど……」
それから、彼は一度瞳を伏せた。