甘い誓いのくちづけを
理人さんの右手が、あたしの左手をゆっくりと包む。
「あの日……今にも泣き出してしまいそうな顔をした瑠花を見て、出来る事なら俺が幸せにしたいと思ったんだ」
それから左手の薬指を撫でた彼は、指を絡めて手を握った。
次に絡んだのは、視線。
再び真っ直ぐ見つめられて、瞳を逸らせなくなる。
「一度傷付けてしまった以上、『一生傷付けない』なんて無責任な事は言えない。だけど、何よりも大切にする。だから……」
絡み合った視線から、二人分の想いが溢れ出す。
「瑠花、君にずっと傍にいて欲しい」
その言葉を理解して迷わずに頷こうとした時、理人さんが柔らかい笑みを見せた。
「俺も同じだよ。瑠花だからこそ、こんなにも好きになったんだ」
「あの日……今にも泣き出してしまいそうな顔をした瑠花を見て、出来る事なら俺が幸せにしたいと思ったんだ」
それから左手の薬指を撫でた彼は、指を絡めて手を握った。
次に絡んだのは、視線。
再び真っ直ぐ見つめられて、瞳を逸らせなくなる。
「一度傷付けてしまった以上、『一生傷付けない』なんて無責任な事は言えない。だけど、何よりも大切にする。だから……」
絡み合った視線から、二人分の想いが溢れ出す。
「瑠花、君にずっと傍にいて欲しい」
その言葉を理解して迷わずに頷こうとした時、理人さんが柔らかい笑みを見せた。
「俺も同じだよ。瑠花だからこそ、こんなにも好きになったんだ」