金持ち女VS貧乏男
どうするかなぁ。。


ストーブの前でマズい弁当を食いながら求人情報誌を見ている。


やっぱコンビニ働きやすいよなぁ。

などと思いながらページを進めていると――

『おぉ!』

さっきまで働いていた店を潰したコンビニが募集している。


『しかも経験者優遇!』

俺に面接に来て下さいと言わんばかりの条件。


早速明日面接行こうっと。

善は急げだ。ストーブの前に寄り、火の明かりを頼りに電話番号を控える。

昨日とうとう電気が止められたのだ。

だよなぁ…3ヶ月も滞納しちゃぁな…


ま。電気が無くたって死なねえし、困るのは携帯の充電くらいだ!


よ~し!履歴書書いとこっと。


確か…この辺に…

あった!


見つけた履歴書はカップラーメンの汁か、コーヒーか、茶色く変色してた…

字が読めりゃぁいいだろ!と、履歴書を、ひらがなだらけで書き始めた。
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