今さらなのよ!

隆祐は倒れたかすみをベッドへ寝かせ、人差し指をかすみの唇につけた。



「うっ・・・うーん・・・。」



「気がついた?かすみちゃん!大丈夫かい?」



「私は・・・。」



かすみは目をぱちくりしながら、隆祐の顔をじっと見て、そして大声をあげた。


「だ、誰なの!いやぁああああああ!やめてぇえええーーー!」



「かすみちゃん・・・。いったい・・・どうしたというんだ。
俺だよ。隆祐だって。忘れたの?
ここでいっしょに暮らしてるんだよ。」



「やめて!いやだ、エッチ!離して!私をどうする気なの!」



「お嫁さんにしたいよ。」




「えっ!?・・・何言ってるの?」



「俺の嫁さんになるために、ここで同棲してる。
嘘だと思うなら、親父さんにきいてみなよ。」


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