死への救急搬送2
社会的なモラルや基礎的な行動や考え方さえもできないのではないかと疑いたくなります。


私は家内の搬送事故を起こした隊員や組織防衛で私を排除した管理職連中とか官僚を憎んでいます。


それはどうしようもない人間としての感情です。


しかしもしも彼らが何かの偶然で私の目の前で事故にでも遭い苦しんでいれば私は必死で彼らの命を救おうとするでしょう。


どんなに悔しくて憎んでいても傷ついていたり困っていたりすれば人として助けるのが当然の行為です。


おそらくこの作品をお読みくださっているほとんどの方は同様の思考をされるのではないでしょうか。


彼らにもせめて社会の基本的な精神は持ってほしい。


ほとんどの消防関係の方々は誠実に努力してくださっていると信じていますが、たとえ少数でも至らぬ人が居てはいけない職業です。


ぜひ自覚していただきたい。
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