逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
席順に座り、
修が持ってきたトランプを要路が手際よくシャッフルして全員に配る。
ゲームはばばぬきだ。
うん。定番、定番
そして自分のカードをチームメイトにしか見せないようにすると、
「あの、郁斗くん?」
郁斗は肩を寄せて、互いの頬をくっつけるくらいに寄ってきた。
いや、くっついているな、
郁斗の頬と私の頬。
私はぎゅうぎゅう片手で押し返す。
それをものともせず、更に寄ってくる。
「やめて」
私は冷たく放つ。
「んー?
よくね?」
「よくね?
じゃないんだけど。
私がよくないんだけど・・・!」
私は先程よりも力をいれて押し返す。
「あー、めんどくせ。
抵抗すんなって。」
そう言うと、何か郁斗の動きが変わった気がした。
私は何か悪い予感がして、
郁斗の方に目をチラっと向けると郁斗の顔が迫ってた。
っ・・・!
私はそれを俊敏に避ける。
くっ、ほっぺにキスされかけた。
私はギンと郁斗を睨みつける。
「あー、はずした。」
郁斗はおしいっ、
と指でクラップを響かせる。
・・・反省の色が全く見られない・・・!
いつもだけど・・・、
いつものことだけど・・・!
私が郁斗に怒りそうになった次の瞬間、
「郁斗、
やめろ。
美里が困っているの、目に入らないのかい?」
そんな、柔らかい中に深さと凄みのある声がこの空間に張り詰めた。
この声・・・、
要路だ。
「っ・・・!
そうだぞ郁斗!
美里明らかに嫌がってんだろバーカ!」
それに修も加担する。
「あー?
別によくね?」
一方郁斗は
お、これとこれ捨てられんじゃん、
なんて付け足しながら私から離れようとしないのだ。
旬もギロッと郁斗を恐ろしいオーラを放ちながら睨んでいる。
旬・・・、それはどういう意味なの?
私に迷惑をかけているから郁斗に怒っているのか・・・、
それとも場の雰囲気を悪くしている郁斗に対してなのか・・・、
前者ならば、
私は天にも昇る心地だろう。
私の胸の中に小さく花が咲いた。