逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
ゲームは着々とすすむ。
今は三回戦目に突入した。
相変わらず、郁斗は私にピッタリとくっついたままだ。
離れて、
と言っても、
離れたら美里の手元のカードが見えねぇじゃん?
と返される。
なんとか離れさせようとするのに、
何かしら理由をつけてくっつこうとしてくる。
一回戦目が終わるくらいまでは要路達が郁斗を離れさせようと奮闘してくれていた。
けど、なんでだろう、
助けてくれなくなった。
やはり、無駄だと感じたんだろうね。
郁斗は聞かないっ、て。
チラと視線を転じれば、修と羽美は楽しそうに二人で内緒話をしていて。
あー、楽しそうに・・・。
仲良くて・・・。
お似合いだ。
早くくっつけばいいのに。
羨ましい気持ちも心の隅に持ちつつ、
ほっこりとした気分になった。
また更に視線の向きを変えれば、
そこには要路と旬がいるのだけど・・・。
何だろう、この、一礼したくなるような威圧感が半端じゃない二人は・・・。
何だか会議中の社長と副社長みたいな・・・。
そんな雰囲気で、
指をカードに指しつつ、
あれがこうで、
これがああで、
だからこうした方が・・・、
的な会話を真剣な、真面目な顔でしている。
いや、これただのばばぬきだから・・・!
そんな真剣にやるか・・・!?
ただの娯楽ですよ・・・!?
私は大きな声でツッコミそうになって、それを飲み込む。
そうしていると、機内食が運ばれてゲームは中断した。
席を変えるのが面倒、という事で席はそのままに。
食事中でさえも郁斗にベタベタされるものだからフラストレーションたまりまくりだ。
せめてご飯の時は癒しの時間をください・・・。
地上にいるときよりも今のほうが神様との距離は近いだろうということで、
私は必死に切実にそう願った。