逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「俺、ホラー映画バッチリ持ってきたし。」
修はフフンと鼻をならした。
「お、いいねぇ。
おまえらこっちの番組言葉わかんねぇだろうしな。」
郁斗も気分が上がったのかニコニコ、
いや、ニヤニヤと満ち足りた笑みを顔にのせる。
郁斗最後の一文馬鹿にしたな・・・
私は少しムッとした。
それにしてもホラー映画か・・・。
私ちょっと苦手。
いや、大の苦手。
お化け屋敷とかも絶対に入れないタイプなんだから。
「あ、そーなの。
いつ集まるー?」
羽美は初めて聞いたためか目と口をわずかに開き、
口の中の食べ物を噛む。
ああ、女子なのに口の中が見えそうだよ。
私は羽美の口を押さえたくなった。
「そうだな・・・。
多分消灯時間の1時間くらいは循環が厳しいと思う。
だから・・・、12時半集合だ。」
切れ長の目を細めて考えていたと思えば、
その次に目を見開いてそう言った。
・・・はぃ?
私は口が開きそうになったのをグッとおさえる。
・・・消灯時間・・・?
???
12時半って昼の?
いや、違う・・・?
「わぁ、それなんかワクワクするー。
さっき美里とお菓子買ったからそれ持っていくねー」
羽美は私の隣で体を揺らして心待ちにしているようだ。
それから5人は何をどうしよう、
とか私が話に参加していないことに何も気づいていないのか語り進める。
いや、ちょ、え?
「ス・・・、ストップ」
私は握りしめていたままのフォークをテーブルにおいて両手をだしてストップを表す。
言葉がなめらかにでなかったが。
「ん?なんだい?」
要路は首をコテンと傾げる。
「12時半って・・・いつの?」
私はテーブルをじっと見つめながら呟くように小さくその言葉を零した。
「今日だけど」
修があたかも日常のように喋る。
「いや、そうじゃなくて。
昼か夜か」
私がそう言うとシーンと5人のざわつきがとまった。
静粛、まさにそんな感じで。
「はぁ?」
その空気を断ち切ったのは郁斗であった。