逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そんな要路の声でもなんだかまだ不安。
心の靄は晴らされない。
私の眉間の間隔は変わらないまま。
「・・・って、
何でこんな事でこんな空気重くなってんだよ、おい!」
この場の雰囲気を変えようとしたのか、修が明るく言い放つ。
「ほんとだよなー。
ったく、美里も隠れた真面目ちゃんだから。
だいじょーぶ、
センセに怒られるようなイケなーいことは全部俺が手取り足取り教えてやるからよ」
郁斗は私を見て不適な笑みを浮かべて言った。
「郁斗なんかえろー」
羽美がひいた表情で郁斗に軽蔑の視線を送る。
「キモ男」
「エロ男」
「キショ男だな。」
羽美に続いて、旬、修、要路と続く。
「あぁ?
うっせーよ」
修の肩に腕をまわして首を絞める動作をとる郁斗。
「いてぇ、いてぇっ!!
マジではいってる!
てかなんで俺だけ!?」
修は郁斗の腕をバシバシ叩きながら降参を表す。
「ははははッ!!」
私はその姿に大きく笑ってしまった。
とばっちり受けるのはいつも修だよなぁ、
ほんとに面白い・・・!
するとポンポン肩を叩かれた。
羽美だ。
私は半分笑いつつ羽美を見るため振り返る。
「夜、楽しみだね」
羽美は真っ白い歯をキラキラとさせて笑う。
「うん、そうだね。」
なんだか皆を見ていたら大丈夫な気がして。
靄はすっかりはらわれていて。
不思議、なんだか、本当に不思議で・・・、
論理的に説明できない心の変化。
自然に自分が頷いて、なんだかすごい。
「それに部屋を移動する時は任せてー。
私、前の学校でも中学のときも小学校のときもいっつも部屋脱走して他の部屋いってたの。
脱走のベテランだから、私がいればぜーったいばれない!」
グッと親指をたててウインクする羽美。
いや、何の自慢にもらないし。
なんつー、ドヤ顔。
でも、更に夜の事を心待ちにしている自分がいた。