逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
まずは新作DVDのコマーシャルが永遠という比喩でも過言でない程続いた。
なんだ、まだ大丈夫じゃん。
私は伸ばしていた背筋を緩めてソファーに背中をどっぷりと預けた。
そんな時だ、
「きゃあっ・・・!」
私は突然の出来事に声をあげて、
すぐ左隣のモノにしがみついた。
急に、電気が消えたのだ。
部屋はテレビの青白い光だけで明るさを保つ。
え・・・、なん、で・・・?
電気急に消えたの・・・?
私は怖ず怖ずとゆっくり顔をあげた。
すると目に入ったのは、皆がニヤニヤとしている顔。
「・・・へ・・・?」
私は空気だけを吐いたような声が出た。
「美里可愛いー」
まず第一声に、羽美の声が聞こえて。
「お前、随分可愛い声だな。」
後ろから声がしたと思ってまたビクッとした。
振り向くと郁斗。
私から見て右の口角をクッとあげて笑ってる。
「俺が今電気消したんだよ。
ほんと、そういうリアクションまじでツボだわー。
美里大好き」
そう最後の語尾に音符が付きそうなくらいに軽快な言葉。
「は、おま・・・なに・・・!?
す、好きとか、は!?」
修は自分の定位置に戻ろうと歩み始める郁斗を目で追いながら抗議。
うん、私も。
場をわきまえてほしいというか。
旬がいるからやめてほしい・・・。
私まで軽々しく見られそうで。
嫌だ。
「ん?俺は本気で好きだから言ってんだけど?」
何か問題あるか?
そんな風な顔で、まるで挑発するようだ。
修はそれに対して口をパクパクと何か言いたげ。
「お、れ・・・は!
いゃ・・・あー、え?は?
俺・・・も・・・!・・・・?」
ボソボソと何か言っては喉からだしてこれずにひっこめて。
そんな光景をボーッと見ていたらなんだか暗い、
短調の音階が聞こえてきて・・・。
や、やだ・・・!
私はまだつかみっぱなしだった左隣のモノを握る力を強めた。