逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
なんだろう、これ。
要路も怖い・・・の?
でもそんな感じはしない。
なんだか、ドキドキする。
よく考えてみれば、これは抱きしめられているという・・・ことなわけ・・・だよね・・・?
そう思うだけで私の心臓は内側から力強く叩かれる。
ドクドク、なんていう音が自分の耳にも入る。
それからはずっとこの状態だった。
要路の腕で目を塞ぎ、要路の胸で耳を塞ぎ。
要路の胸の中はすごく私の中で、ぴったりと何か合わさるような感覚で。
まるでパズルのピースがすべて嵌まったような、
そんな安心感というか・・・、
ずっとここにいたいと思える空間で。
私は眠ってしまいそうになった。
そしていつの間にか映画は終わってエンディングの音楽が聞こえてきた。
あ・・・、終わった。
私はふう、と息をつく。
「美里、大丈夫?」
私の頭に顎をのせた要路が私に問う。
私はムクッと上げれるだけ顔を上げて要路の顔を見るようにする。
「・・・う、ん。
なんか眠たい。」
「あはは、俺はちょっと緊張してたんだけど。」
「えー、要路映画怖かったの?」
人のこと言えるか、私。
言ってから一人で隠れて苦笑い。
そして私の髪の辺りで喉が動く。
ゴクッと要路が何かを飲み込む音が聞こえて。
「違うよ、美里が俺の腕の中にいるから。」
フッと要路が優しく微笑んだ気がした。
いつもの、柔らかい声で。
あ、あれ?
何かがおかしい。
言葉が・・・要路の言った文章が・・・変・・・?
「・・・えぇ?」
私は素っ頓狂な声が出た。
だ、だって・・・。
要路、すっごく思わせ振りな言葉をサラッと言うから・・・!
「っあああ!要路何してんだよ!」
私の心臓の音の速さがグッと上がったところで、
修のうるさい声。
「要路てめぇ・・・!
はなせよバカ!」
修は両手で私達を離そうとバシバシ叩いてくる。
「ちょ、修声でかい・・・!」
やばい、今絶対廊下に響いた・・・!
そんなに声大きいと・・・。