逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「・・・あっぶねー」
私が起き上がったと同時にそんな声が耳を通った。
旬も私が起きたのと、
2秒くらいおいて起き上がる。
ドキドキが、とまんない。
「まじ冷や汗もんだわ。」
「はー・・・。
本当に緊張したよ。
こんなスリルは久々かもしれないな。」
口々に言っている気がするが、そんなのは耳に入ったと思ったら、
逆の耳から抜けていく。
溢れ出しそう、
頭の中のや心の中の溶けたものが。
「今何時ー?」
「2時半」
「そろそろ帰った方がいいんじゃね?」
「ああ、そうした方がいいよ。」
美里ー、帰るよー。
そんな声さえも耳にはいらなかった。
思い切り腕をひかれるまで、気づかなかった。
「美里、何ボーッとしてんのー?」
むう、と羽美は頬を膨らませる。
あっ、
私は目の前でシャボン玉が弾けたみたいに現実に戻った。
「え・・・ああ・・・あ、
ご、めん。」
私は繋げられない言葉をなんとか文になるようにつなぎ止める。
かなりぶっつんぶっつんに切れてはいるが。
「美里ー、どっしたー?
すごい目がトロントロンだよー?
眠いのー?」
羽美は私の顔を覗き込む。
私はよくわからなかったけどなんとなく頷いた。
「じゃあもう寝に行くよー。
明日7時に起床だからさー」
なんて、私の腕を引き抜くように立ち上がらせる。
じゃあねー、また明日ー・・・と羽美が言ったのが聞こえて廊下にでた。
少し、寒い。
だけど頭と心と唇は、熱い。
溶けた・・・くらいなんだから。
それからはまた慎重に歩く羽美に手を引かれて歩く。
その時もさっきみたいに緊張なんて沸き上がらなくて。
さっきの、キスが頭を過ぎる。
なんで、キス、したの?
そんなことをフワフワと宙に浮いたまま考えていたら部屋についた。
そのままベッドに入った。
・・・どうしよう、旬の顔が見れないよ・・・。
心臓が耳のうらにあるんじゃないかというくらいバクバク聞こえて。
旬のキスをする前の表情が脳裏を走って。
ヤバい、泣きそう・・・。