逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
なんだろう・・・。
心臓がざわざわと騒ぎ出す。
ドックン、ドックン、心拍数が上がっていく。
私は緊張で喉がカサカサに渇いた。
生唾をゴクリと飲み込む。
「・・・昨日の、いきなり悪かった。
謝る。」
旬が私の目を見て真っ直ぐに言う。
その瞳に、バックンと大きく心臓が伸縮した。
また・・・、黒い、瞳で私を見てる。
綺麗な、黒い瞳に。
私はいつも惑わされて。
吸い込まれる。
私の瞳に映るのは、旬だけになる。
「・・・ムカついた。」
いきなり小さく投げるように言ったかと思えば、
旬は視線を私の瞳から逸らした。
ムカついた、なんて。
私の心臓ばビクリと跳ね上がった。
けど、視線を逸らしてくれたからそこは一安心。
ドキドキとうるさい心臓がワンランク収まった。
「・・・な、んで?」
私は渇いた喉からなんとか声を搾り出した。
やだ、声掠れた。
私はゴホン、と咳ばらいをする。
「お前にじゃねぇ。
要路が、お前に触れた・・・。
だから嫌になった。」
また視線を私の瞳に戻す。
またたじろいでしまう。
その瞳に。
その声に。
その言葉に。
要路が私に触った・・・?
昨日の、映画見てる時か・・・。
要路は私を抱きしめていた。
まぁ、私も少しドキドキしていたけど、
きっと要路に恋愛感情を持つことはない。
だって旬しか見えないんだもん。
その、要路にムカついたからって私にキスした理由にはならない。
自分のモデルが他のモノに触れたから・・・?
そんなの、私は要路のモデルでもあるし。
「・・・どうして・・・。
キス、したの?」
私はそう小さく、掠れた声で呟いた。
わぁ・・・、
自分でも勝手に口が動いていたことに少し驚く。
私は旬を見る。
瞳を、しっかりと。
いいや、旬に吸い込まれたって。
自分がなくなりそうになったって・・・。
構わない。
私は旬のわけを知りたいの。
だから、私は旬の瞳を見るの。