逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
その日は軽く羽美と遊んで帰宅。
次の日はしっかりと学校に行った。
その次の日は放課後になったら即帰り。
笹島さんが裏口で待ち構えていたのでそれに乗り込んだ。
「さあ、行きますよ。」
なんてミラー越しに目を合わせて出発。
私はケータイを弄ったり、窓の外の景色を見たりしていた。
「・・・そうだ。」
信号待ちの時、唐突に笹島さんが思い出したように言った。
私はん?と顔を上げた。
「Love&Dreamのファッションショーのモデルのオファーがきたので受けておきました。」
そう言った次の瞬間信号が変わった。
笹島さんはアクセルを踏んだ。
・・・?
私は一人、時が止まっていた。
・・・え?
え、何、何だって?
らぶあんどどりーむ??
・・・えぇっ!?
「ラブドリのですか・・・!!」
私はそう広くはない車内でそう叫んだ。
「・・・美里さん、声が大きいです。」
笹島さんは首を竦めた。
「・・・あ、ごめんなさい。」
・・・私が叫んでしまうのも無理ないと思う。
Love&Dream・・・
女子中高生の間ではラブドリ、なんて略されて大人気。
会社を設立してから10年も経たぬまに日本の店舗数は数え切れず、
海外への出店もしている超大人気ブランドだ。
価格も女子中高生でも手のだしやすいリーズナブルな価格設定、
質もよく、どんなジャンルもあるような。
ファッションショーも特殊で、価格を抑えるためにモデルのオファーは5〜10人程度。
それに選ばれるのはモデルとしての誇り・・・
憧れるな、なんていつかに話した気がする。
「・・・す、すごいです。
私が出れるんですか・・・!?」
「はい。
でもこれからまた忙しくなりそうです。
打ち合わせなどたくさんありますから。」
キリッ、とした瞳で言う。
・・・ギクリ、
その瞳に少し怯む。
けどすごく楽しみ・・・!
ファッションショーに出れる・・・!
しかもラブドリの・・・!
私の感情は高ぶった。
「日にちは?」
「ファッションショーは2月16日です。」
そうそう、
ラブドリのファッションショーはバレンタイン近くにやることが多かった。
うわ、うわ・・・すごいな・・・!
口元が緩んでしまった。